





お香は気持ちを安らげてくれるので
就寝前にもおすすめですが、
「火事になってしまうかも知れない」と心配で
ぐっすり眠れないのであれば、本末転倒ですよね。
この記事では、お香で火事になる
危険性があるのかを解説しています。
以下のような方にとって
お役に立てる記事になっていますので、
ぜひ最後までお読みください😊
・お香・線香で火事になるか心配な方。
・お香・線香の火事を予防したい方。
お香を焚いたまま寝たら火事になる?
結論から申し上げますと、火事になる可能性があります!


お香や線香のように
小さな火のことを微小火源といいます。
タバコや線香や火の粉なども
微小火源にあたり、
特にタバコが火災の原因になることが
非常に多いそうです。
蚊取り線香やお香など小さな火も、十分に発火の原因になり得ます。



微小火源による火災の場合、
初めから炎が立ち上がるのではありません。
布団や衣類などに小さな火がついて、
しばらく
無炎燃焼(炎があがらずに燃える)
を続けた後に、周囲の条件によって
炎をあげて燃え始めるのです。



それでは、次からは
原因と火災の予防策について
紹介していきます。
こちらの記事では、
火をつけずに楽しめるお香の紹介を
していますので、よければ参考にしてくださいね。


お香で火事になる原因はお香立ての種類
お香で火事になるケースは、
画像のような細長い
スティックタイプのお香を
使用する場合が多いのではないかと思います。


スティックタイプのお香を
小さなお香立てに垂直に立てますと、
お香が燃えるにつれて灰が周辺の床に散らばります。


灰が散らばったところに、
紙類や毛布など、
燃えやすい素材のものが置いてあれば、
火がついて火事になってしまう可能性があります。






前述したように灰から火が出て、
無炎燃焼が続いたあとに、
本格的な火事となり、
気づいたときには大変なことになっているかも知れません!
(写真に猫が写っていますが、
お香は猫にとって有害な場合があるので、
注意してください。
このときは火はつけておらず、すぐ回収しました。)
お香の燃え残りで火事になる可能性あり。灰の後始末に注意!
お香が燃え尽きた後に、
すぐ灰をゴミ箱に捨ててしまっていませんか?
燃え尽きたばかりの灰は、
まだ高温です。
ゴミ箱に捨てることで
ティッシュやほこりなどに引火し、
火災になってしまうケースがあります。



お香が燃え尽きた後は、
しばらくそのまま冷ましましょう。
触ってみて、完全に温度が冷めたのを
確認してから灰をティッシュに包んで
廃棄してくださいね。
お香で火事になるのを予防する方法
それでは、
お香で火事を起こさないためには、
どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?



お香立てはお香を寝かせて置けるタイプにする
さきほど貼付した画像のお香立ては、
お香を立てて使うタイプのものです。
このタイプはお香が燃焼した時に
灰が飛び散る可能性があるので、
寝る前に使うのは危険です。
横置きタイプのお香立てなら、
灰が飛び散る心配がありません。
ぜひ横置きタイプのお香立てを使ってみてください。
\おすすめ!横置きタイプのお香立て/
筆者も実際に使っているのですが、
陶器の香炉でしっかりと
お香をカバーしているので、
とっても安心感があります。





お香に火をつけて、
中に横置きしてフタを閉めると、
透かし彫りの部分から細い煙が出て、
良い香りが漂います。
お香が燃え終わると、
お香の形のまま灰になるので、
後は灰をティッシュに包んでゴミ箱に捨てるだけです。


中には難燃性シートが敷いてあります。
香炉の長さは24cmなので、
かなり長いお香にも対応しています。
お香を使っていると、
香炉のフタの部分が少し熱くなりますが、
火傷をするような温度にはなりませんでした。






コーンタイプのお香を選ぶ
スティックタイプのお香は種類も多いですし、
燃焼時間も長いのがメリットですが、
立てて使うと灰が飛び散りやすく、
火事のリスクが高まります。
コーンタイプのお香は燃焼時間は短く、
バリエーションは少ないですが、
高さがなく灰が飛び散りづらいので、火事のリスクが低下します。
\人気のコーンタイプのお香/


36種類の中から
好きな香りが選べるお得なセットです。
お試しに丁度いいですね。
倒流香という煙が下に流れるタイプのお香も、
最近静かなブームになっています。
専用の香炉に専用のコーン型の
お香を設置して楽しむので、
火災にはなりづらいです。


また、最近テレビや雑誌で紹介されて話題の
「hibi」というマッチ型のお香は、
専用のマットの上で置いて使うので、
灰が飛び散らず安心です。


hibiについては、こちらの記事で
人気の香りや口コミなど詳しく解説していますので、
参考にしてください。


周りに燃えやすいものを置かない
当たり前のように感じますが、
これが一番大事です!
お香を焚くときには、
周りに紙や衣類や布団など
燃えやすいものを置かないでください。
寝る前はつい、
枕元でお香を焚いてしまいがちですが、
お香を設置する場所は十分に注意しましょう。
布団の上だと、
不安定なところでお香を炊いて、寝てしまい、
寝返りをうった振動で
灰が布団の上に散らばってしまうかも…?
想像するだけで恐ろしいですね。
お香は微笑火源と認識し、
慎重に扱うように心がけましょう。



お香を短くカットして使う
スティックタイプのお香は、
長いから灰が飛び散るのです。
短くカットして少しずつ使えば、
飛び散る心配がなくて安心ですね。
大きなお皿を敷いて灰をキャッチする
どうしてもお香を立てて使いたい場合、
お香立ての下に大きなお皿を敷いて
散らばる灰をキャッチしてあげると良いです。
このとき、
お皿は必ず陶磁器や金属など
燃えない素材のものを使用するように
してください。
大きなお皿を敷くと
少し見た目は格好悪いかも知れませんが、
安全には換えられませんよね。
\陶器の大きいお皿を敷いて火災予防/


要はいかにお香の灰を散らばらせないか?
散らばった場合、
どう火災を予防するか?ですね。
塗香(ずこう)
という塗るタイプのお香もありますよ!
火を使わないので、火事の心配は0です。
こちらの記事で詳しく解説しました。


就寝時、外出時はお香を消火する
就寝時、外出時は
お香を消火するのが最も無難です。
こちらの記事では
お香を途中で消す方法を
詳しく記載しているので参考にしてください。


お香で火災報知器は鳴るの?対策方法は?
お香で火災報知器が鳴るのではないかと
心配される方がいます。
結論から言うと、
お香で火災報知器が鳴る心配はほとんどありません。
なぜなら、
火災報知器はメーカー側で
様々なテストが行われており、
誤作動が起こらないように確認されているからです。
タバコの煙や
お香の煙では火災報知器が鳴らないように
作られています。
パナソニックのHPにも
以下のような記載があります。
線香を1~2本焚いたり、蚊取り線香をひと晩焚く程度では動作する可能性はほとんどありません。
Panasonic よくあるご質問
(検知感度は平成17年1月25日公布、総務省令第138号において定められた基準に適合しています。)
大量に焚き、煙が滞留する場合は誤動作する可能性がありますので換気を行ってください。
「お香では絶対に火災報知器が鳴らない」
というわけではありませんが、
普通に1本お香を焚いて楽しんだり、
蚊取り線香を焚く程度では、
火災報知器が鳴る心配は
しなくても大丈夫です。
お香で火災報知器を鳴らさないための対策
お香で火災報知器が鳴る心配は
ほとんどありませんが、
あえて対策を言うとすれば、
お香の煙が室内に充満するのを避けることです。
つまり、適宜、換気を行うことですね。
換気扇を回したり、
窓を開けたりして、煙が
室内に満ちないように注意してください。
また、大量に焚くことで反応しやすくなるので、
1日に1~2本程度にとどめておきましょう。
・お香の煙が部屋に充満すると
火災報知器が鳴る可能性あり。
・換気扇を回す、窓を開ける、などして換気をしよう。
・お香を大量に焚かないように気を付けよう。
1日に1~2本焚くくらいであれば、
火災報知器が鳴る心配はナシ!
寝る前にお香を焚くのは良いのか?
お香にはリラックス効果がありますので、
寝る前に炊くのはおススメです。
こちらの記事で
リラックス効果について詳しく述べています。
「お線香」についての記事ですが、お香も同じです。


寝る前のお香として、筆者のおすすめは、
白檀です!


こちらの商品はほんのり甘味があって、
なおかつ寺院を思わせる懐かしい香り。
リピーターも多く、人気のお香です。
やさしい香りに癒されて
気持ちが落ち着きますので、
そのまま寝てしまう人も多いと思います。
だからこそ、火災対策が必要ということになります。



まとめ
・スティックタイプのお香を使用する際は灰が散らばらないように注意。
・横置きタイプのお香立てを使おう!
・コーンタイプのお香もおすすめ。
寝る前にお香を焚くとリッラクスできます。
しかし、そのまま寝てしまうと
火事の危険性が高まりますので、
お香立てやお香の種類など
十分に気を付けましょう。
何より燃えやすい物のそばでお香を焚かないようにしましょう。
正しく使えば、
お香は本当に心が癒される、素晴らしいものです。
火災に関する知識をきちんとつけて、
賢くお香ライフを送りましょうね。
\細長いお香を使うなら、横置きのお香立てがおすすめ/
お香を焚く人の
イメージや心理状態について
下記の記事で考察しました。


参考にしてみてくださいね!