この記事を読むことで、フェレットを飼うメリットとデメリットがわかります。
フェレットを飼おうかどうか迷っている人にとって、判断する材料になると思いますので、どうぞ最後までお読みください。
・フェレットとはどんな動物なのか知りたい方。
フェレットを飼うメリットは?
まずはフェレットを飼うメリットについてご紹介します。
後半のデメリットもちゃんと読んで!
顔も性格も可愛い
フェレットを飼う一番のメリット。
それは、「可愛い」ことです!
この一言に尽きるというくらい大きなメリットです。
小さなお顔に小さなお耳がついていて、黒くて丸い瞳が愛らしいです。
お鼻はチャーミングなピンク色で、ヒゲが長くて立派です。
体は細長くてニョロニョロしているのがまた、可愛いですよね。
性格は個体差やファームによる差はありますが、一般的に遊び好きで好奇心が旺盛です。
自由な性格なので猫と相性がいいです。
他の小動物(うさぎやハムスター)はあまり人間に懐かないですが、フェレットは
しっかり人間に懐いてくれます。
我が家の場合は、懐く…というより、家事をする飼い主にまとわりついたり、
抱っこすると嬉しそうな顔をしたり、
机の上の物を落としたりしてこちらの気をひこうとします。
留守番ができる
フェレットは留守番が得意ですので、
一人暮らしや共働きの家庭でも飼うことができます。
一匹で飼っている場合でも、10時間くらいであれば留守番が可能です。
餌と水を多めに入れてあげれば、たまに一泊二日の旅行をするくらいであれば大丈夫です。
ただし、我が家のフェレットの場合は、留守番後の「遊んで!」アピールがすごいです。
やはり留守番をしていると「寂しい」という気持ちは当然あるので、
帰った後はしっかりと遊んであげねばなりません。
これはデメリットにも通じますね。
ほとんど鳴かない
フェレットはほとんど鳴きません。
たまに、すごく嬉しいと「クックッ」と鳴いたり、寝言で「キュウ!」と喋ったりはしますが、
基本的に無言なのです。
マンションなどで、隣近所に対してペットの鳴き声が気になる…という場合に、
フェレットは最適なのです。
飼い主の生活リズムに合わせてくれる
フェレットは薄明薄暮性です。
しかし、飼い主の生活リズムに合わせられる生き物ですので、飼い主の就寝時間に合わせてくれます。
日中も寝ていることが多いです。
飼い主の時間が空いているときに、しっかり遊んであげましょう。
遊び方が激しい
フェレットは怒ったり、喜んだり、興奮するとぴょんぴょんとダンスを踊って相手を挑発します。
そのダンスは、ウィーズル・ウオーダンスといわれています。
うちの子はさらに興奮して噛みついてきたりします。
そしてネズミのおもちゃや、音のなるぬいぐるみが大好きで、一度噛みついたらスッポンのように話しません。
おもちゃを宝物として、棚の下などの「秘密基地」に猛ダッシュで持ち込み、コレクションをします。
小さくて可愛いイメージとは真逆で、遊ぶときはけっこう激しめです。
疲れるけれど、楽しいですよ!
お世話が簡単
フェレットのお世話はそう難しくありません。
毎日やることは、トイレ掃除とケージ内の掃除、フードと水の交換、補充です。
多頭飼いになるとお世話の頻度が上がると思いますが、一匹であれば1日1~2回で済みます。
お風呂は我が家では月1くらいのペースです。
爪切りや耳掃除は「爪が伸びているな、耳が汚れているな」と気づいたら…という感じ。
フェレットは小さいし、首の後ろを摑んで保定すれば大人しくなるので、
力が強くて大きな犬猫に比べたら、お世話をするのが簡単です。
フェレットを外で散歩させる人もいますが、必須ではありません。
基本的には家の中の放牧で十分です。
(うちの子はハーネスをものすごく嫌がるので、散歩できません)
フェレットを飼うデメリットは?
これだけメリットを並べられると、「飼いたい!」と思うかも知れませんが、ちょっと待ってください。
フェレットを飼うには、たくさんのデメリットもあるのです…。
高額な医療費がかかる可能性がある
フェレットは4歳を過ぎた頃から病気が増えます。
インスリノーマ、リンパ腫、副腎疾患はフェレットの3大疾患といわれるほど頻度の多い病気です。
それ以外にも、肥満細胞腫や歯肉炎、尿石症、白内障など様々な病気にかかる可能性が上がってきます。
4歳くらいまでは、年に1回のジステンバーワクチンとフィラリアのお薬だけで済むので、他に病気がなければ、1年でかかる医療費は1万円にも満たないくらいだと思います。
高齢になり重い病気になってしまうと、検査代も様々にかかりますし、内服薬の処方も月に数千円かかるそうです。
手術になると、10万円以上かかる場合もあります。
可愛がるだけでは、病気は治りません。
フェレットを飼うにはお金がかかります。
旅行に行きづらい
フェレットは留守番が得意な生き物ですが、1泊2日が限界です。
それ以上の長期旅行に行きたい場合は、次のような方法をとる必要があります。
- ペットホテルや動物病院に預ける
- 信頼できる友人や家族に預ける
- ペットシッターさんにお願いする
フェレットを預かってくれるような友人や家族がいない場合は、お金を払ってペットホテルに預けたり、ペットシッターさんをお願いしたりすることになると思います。
しかし、フェレットも人をちゃんと区別しています。
知らない場所に預けられたり、知らない人が家にきたりすると、少なからずストレスを感じると思います。
かかる費用や、フェレットにかかるストレスことを考えると、旅行はあまり行けません。
行ったとしても近場に1泊しかできません。
毎日遊んであげなければいけない
フェレットは、金魚のような観賞用ペットではありません。
ずっとケージの中に閉じ込められると退屈をしてしまい、ストレスを感じます。
1日に1回はケージの外に出して、最低でも1時間は遊んであげる必要があります。
放牧しておくだけではフェレットが寂しく感じるので、
ちゃんと触れ合って飼い主が遊んであげなければいけません。
猫や犬用の、オモチャを買ってきてあげると喜びます。
猫が好むオモチャであれば、たいていフェレットも好きです。
棒に紐がついていて、先にネズミがついているようなオモチャも喜んで追いかけます。
我が家のフェレットは、ベッドの上で夫の腕とプロレスごっこをするのが好きです。
興奮して腕に飛び掛かってきたり、噛みついたりします。
すごく忙しい人がフェレットを飼うと、フェレットに寂しい思いをさせる可能性があります。
遊んであげる余裕があるかどうか、ちゃんと考えよう。
エアコン代がかかる
フェレットは暑さが苦手です。
寒さには強いほうと言われていますが、あまりにも寒かったり、
空気が乾燥しすぎているのもよくありません。
適温は15℃~25℃と言われていますが、人間と一緒で感じ方には個体差があります。
うちの場合は、17℃より下回りますと、ぶるぶる震えてとても寒そうにします。
26℃を超えると暑くてぐったりします。
うちの子の適温は22℃~24℃くらいだと思います。
夏と冬はエアコンを24時間稼働させていますので、けっこう電気代がかかります。
寿命が長くない
フェレットは、犬や猫に比べると寿命が短く、6年~8年と言われています。
4歳にもなりますと高齢フェレットであり、病気が多くなります。
あまり病気の心配をせず、フェレットとの生活を楽しめるのは実質、4年しかないのです!
犬や猫と同じくらい人間の生活に馴染み、魅力的な動物なのですが、
寿命が短いので、失ったときの喪失感は計り知れないと思います。
まとめ
・性格や見た目が可愛い!
・留守番ができるし、ほとんど鳴かない。
・飼い主の生活リズムに合わせられる。
・たくさん遊べるから楽しい!
・お世話が割と簡単。
【デメリット】
・医療費が高額になる可能性がある。
・旅行に行きづらい。
・毎日遊ぶ必要がある。
・エアコン代がかかる。
・寿命が短い。
総合して見てみると、メリットは可愛さや飼いやすさ、デメリットは病気、費用の面が大きいですね。