この記事では、ニチガ ホエイプロテイン100のレビューをお届けします。
実際に筆者が3kg(1kg×3)購入して、毎日飲んで試してみましたので、詳しくレポートさせていただきます。
・成長ホルモン不使用のプロテインをお探しの方。
・無添加のプロテインをお探しの方。
・店頭で買うより安いプロテインをお探しの方。
原料は何を使っているの?
原料は、乳清タンパク濃縮物のみです。余計な添加物を使用していないので、プロテインの添加物が気になる方におススメの商品です。
ホエイプロテイン100は、WPCです。WPCとWPIの違いは下記のようになっております。
略称 | 原料 | たんぱく質含有量 | 価格 | ラクトース(乳糖)含有量 | |
WPC | ホエイプロテイン・コンセントレート | 濃縮乳清タンパク質 | タンパク質含有量70~80%以下 | 低め | 高い |
WPI | ホエイプロテイン・アイソレート | 分離乳清タンパク質 | タンパク質含有量85~90%以上 | 高め | 低い |
WPCなので、乳糖でお腹が緩くなる人には注意が必要ですね。
嬉しいことに成長ホルモンを使用していない牛からのみ搾乳しているので、ホルモン剤の影響を気にする人にも安心です。
栄養成分
1食20gあたりの栄養成分は下記のようになっております。
熱量 | 79kcal |
たんぱく質 | 15.5g |
脂質 | 1.1g |
炭水化物 | 1.78g |
食塩相当量 | 0.2g |
カリウム | 70mg |
カルシウム | 56mg |
マグネシウム | 12mg |
鉄 | 0.24mg |
リン | 76mg |
たんぱく質量は他の有名メーカーのプロテインと同等です。栄養成分的にも、何か問題があるということは一切ありません!
さらにアミノ酸スコア100であり、BCAA含有も高いです。
※BCAAとは、人間が体の中でつくることのできない必須アミノ酸の中でも、運動中のエネルギー源として重要な栄養素のことです。
溶けやすさはどうなの?実験結果!
前提条件
まず前提条件として、溶かす液体については、牛乳50ml、紅茶味豆乳50ml、水100ml、計200mlを使用しました。
そして、試した季節が冬だったため、液体を少し電子レンジで人肌程度に温めました。
※無添加のプロテインなので、当然、無味です。溶かす液体については、味のついている飲み物を推奨します。
それから、プロテインは約25gを使用してみました。他メーカーのプロテインではこの条件で問題なく溶けたため、比較として同量としました。
シェイカーに入れる順番は、液体を先に入れ、その上からプロテインを入れました。
50回程度シェイクしてみる
試しに50回程度シェイクしてみました。すると、画像のように白い泡が大量に発生しました。
このままでは飲めないので、10分程度放置してみました。
10分経って、少し泡は減ってきたように思いますが、まだ多いです。
フタを開けて見てみますと、明らかにダマがたくさん浮いていて、飲めるような状態ではありませんでした。
100回程度シェイクしてみる
続いてもう50回、計100回シェイクして、さらに10分放置してみました。
さきほどよりダマは確実に減りましたが、泡はまだ大量に残ったままです。
飲んでみると、泡が容器に残ったまま液体が口の中に入ってきました。ダマは少し残っていますが、まあ飲めなくもないなという感じです。
ただし、泡が大量に残って、なかなか消えません。スプーンですくって泡を食べなければならない状態でした。
ダマになる、というよりも、泡がなかなか消えないことに苦戦しました。
さらに20分くらい放置していると、もう一つの容器の泡はしぼんできました。
前提条件の変更
温かい飲み物で作ったのがよくなかったのでは、と思い、冷たい飲み物に溶かして試してみました。
冷蔵庫から出したばかりの冷たい牛乳50mlと紅茶味豆乳50mlと冷たい水道水100ml、計200mlです。プロテインの量は同じ25gです。
120回程度シェイクしてみる
温かい飲み物の際は100回でしたが、それでも少しダマがあったので、次は120回シェイクしてみました。
やはり大量に泡立ちます。とはいえ、温かい飲み物のときと比べて泡の量は少ないです。
10分放置します。
すると、温かい液体のときと比べて明らかに泡が少なくなりました。
飲んでみると、ダマは少しあるものの、許容範囲。泡もそんなに気にならない量です。
液体に綺麗にとけて、変なとろみもつかないので、紅茶豆乳の味がそのままで、たいへん美味しく飲むことができました。
結論:冷たい飲み物で120回シェイクするのがよい
温めた液体でシェイクすると、大量に泡がたつので冷たい飲み物でつくったほうがよいです。
うまく溶ければ、飲み物の味そのままに大変おいしく飲むことができるはず。
もしかしたら、何でシェイクするかによって、適切なシェイクの回数や泡立ち具合が異なるかも知れませんので、購入される方もいろいろ実験してみてくださいね。
少ないプロテイン量で実験
プロテインの量が減れば、もっと溶けやすいのかと思い、追加で実験してみました。
飲み物の条件は同じ、冷蔵庫から出したばかりの冷たい牛乳50mlと紅茶味豆乳50mlと冷たい水道水100ml、計200mlです。プロテインの量は10g減らして15gにしてみました。
シェイク回数は120回。泡立ちは25gのときとほとんど変わりませんでした。10分放置した後にフタを開けるとこんな感じ。やはりダマが浮いていますね。
浮いているダマが気になったので、さらに少しだけ(3回ほど)シェイクして飲んでみると、ダマはあるものの、あまり気にならず、ほとんどのプロテインはきれいにとけていました。やはりプロテイン量を減らすと、ダマになる量が少し減った気はします。
プロテイン量を減らしても、泡立つし、ダマにはなります。でも、気にならない程度で、美味しく飲むことができました。
まとめ&ニチガのおすすめプロテイン
まとめると下記のようになります。
・ダマ、泡立ちが気になる。
・冷たい飲み物でよくシェイクし、飲むまで少し時間を空けることで問題なく飲める。
😀ホエイプロテイン100を買うメリット
値段が安くて、無添加であること。
😣 ホエイプロテイン100を買うデメリット
ダマ、泡立ちが多い。
個人的にはメリットのほうが大きいと感じました。余計な添加物を体に入れたくありませんし、たくさんシェイクしてきちんと溶ければ、変なとろみがつかないので、違和感なく飲めるからです。
それに、ホルモン剤を使用していない牛さんから搾乳した原料のみ使用というところが大きいです!
ただ、筆者が購入したときより値上がりしてしまっています…。
それでもドラッグストアに売られているプロテインより安いと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
溶けづらいのが気になるという方は、ホエイプロテイン100【instant】は、他の内容はそのままで、乳化剤のみを配合した溶けやすい製品です。
チーズホエイを使用した風味豊かなホエイプロテインもあります。
こちらも乳化剤・牛成長ホルモン不使用ですが、溶けやすかったのでおすすめです。
SCU、チーズホエイというと聞きなれない言葉なので嫌厭されがちだと思いますが、純度の高いホエイを使用したタンパク含有率80の高い、ハイスペックなプロテインですので、ぜひ検討してみてください。
以上、ニチガ ホエイプロテイン100を実際に試してみたレポートでした。
参考になりましたら嬉しいです。